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もし妊娠してしまった時の中絶手術方法

日本では、望まない妊娠が原因で年間、およそ28万件の中絶手術が行われているといわれています。
そもそも中絶手術とは、施術や薬品など人工的な手段によって意図的に妊娠を終結させることです。
法律によれば、妊娠5週~22週未満の妊婦に対して中絶手術が適用できると定められています。
手術を行うためには、本人と胎児の父親のサインが入った同意書が必ず必要になります。

一口に中絶手術といっても、胎児の妊娠してからの週数によって施術方法が異なります。
中絶手術は妊娠5週~22週未満に行われますが、妊娠をして11週6日までに適用されるのが掻爬法です。
この掻爬法とは、子宮口からトンクのような器具を挿入して、引っかき出すようにして胎児を取り出す方法です。
全身麻酔あるいは下半身麻酔を使用するので、施術を受けている妊婦さんは痛みを感じることがないです。

そして、WHOが安全な手術として推奨しているのが陰圧吸引法です。
この施術は、子宮口から先端に穴の開いた筒を入れて胎児を吸引する方法です。
小さな機械を子宮に入れるため、掻爬法と比較して、子宮口はそれほど開かなくても大丈夫です。
したがって、子宮口を裂いてしまう危険性が少なく、安全性が高いです。
ただ陰圧吸引法の機械の導入には多額の費用がかかるので、技術を習得している医師が少なく、まだクリニックには浸透していないのが現状です。

そして、妊娠してから12週以上が経過している場合、胎児は100gから300gぐらいと大きく成長しています。
したがって、母体に大きな負担となるので、吸引法、掻爬手術では処理することができなくなります。
よって、陣痛促進剤で強制的に陣痛を誘発させることで、未成熟な胎児を出産させる方法が用いられます。

中絶手術にかかる費用は、妊娠11週6日までは術前検査に2万円、手術で15万円ほどかかります。
そして、妊娠12週以上が経過した場合の施術は、入院費用なども含めて30万円前後かかります。
手術後は体はもちろん心へも大きな負担があるので、妊婦によってはカウンセリングが必要になります。
そのため、心療内科に通う費用も用意しておいたほうが良いです。

中絶手術は罪悪感からうつ病になることもある

望まない妊娠をしたために、中絶手術を選ぶ女性は年間、数多くいます。
特に10代や20代など若い世代になるほど、中絶手術を受ける人が増加傾向にあります。
手術を受けた後は、子どもを殺した罪悪感から後遺症としてうつ病を発症する方も少なからずいます。
そのような場合、あまり人に気軽に話せる事柄ではないため、誰にも相談できずに1人で辛い日々を過ごしてしまいがちです。

後遺症として起こるうつ病は、個々の患者によって症状が異なるのが特徴的です。
たとえば、自分のお腹にいた子どものことを繰り返し考えてしまう症状、病院で中絶手術を受けた時の様子を再経験するフラッシュバックを感じる患者もいます。
さらに、施術を受けた日が近づくに連れて、強烈な悲しみを感じるケースもあります。
その他にも、喜び、楽しさ、悲しみなどの感情が一切なくなり、以前と比べて無表情になることもあります。

さらにひどい場合は、全く食欲をなくしてしまうケースもあります。
子供を殺した自分が生きる為に食べるということ自体にすごく罪悪感を感じてしまうのです。
そのため、意識的に食べることを抑制してしまうのです。
あるいは、肉や魚などの生き物だけ食べられなくなる人もいます。

このようなうつ症状を解消するには、周りにいる家族、友人がまずはきちんと話を聞いてあげることが大事です。
中絶手術を受けたほとんどの女性は、誰にも心の内を相談できずに、ずっともがき苦しんでいるからです。
自分の現在の気持ち、これまで経験してきたことを聞いてもらえるだけで、心の負担が軽くなります。
また、精神科、心療内科などに受診することも大事です。
心療内科では、患者の症状に合った薬を処方して、症状の改善を図ってくれます。

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