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アフターピルの効果と作用について

嬉しく笑う女性

アフターピルとは、緊急避妊薬と呼ばれているものです。
性行為の際の避妊失敗、相手が避妊してくれない、または不慮のレイプ行為などに遭ってしまった、など最悪の事態を迎えてしまった場合でも、望まない妊娠が阻止できるというものです。

アフターピルは、2011年に新しく承認されたレボノルゲストレルという薬を使う方法、LNG法が一般的になってきました。
避妊失敗に対する効果が高いからです。
LNG法は、性行為後の72時間以内にレボノルゲストレルを服用する方法です。
72時間を過ぎてしまった場合でも120時間いないであれば、避妊に効果があるといわれています。
妊娠の仕組みは、卵子が射精された精子と卵管で受精して受精卵となり、その後、卵管を通って子宮に送られ、子宮内膜に着床することで成立します。
アフターピルが避妊に効果がある仕組みは、女性ホルモンのひとつ、プロゲステロンの作用に関わっています。
アフターピルを性交後に服用すると、女性ホルモンであるプロゲステロンと同じ作用を起こす物質が子宮に到達し、人工的に子宮でプロゲステロンが分泌された状態が作られます。
この状態になると生理が起こります。
ですから、アフターピルによって受精卵が子宮内膜への着床防止できる、排卵を抑制するといった効果が得られ、妊娠の成立を妨げることができるのです。

もちろん、アフターピルを服用したからといって100%妊娠を回避できるものではありません。
臨床試験によると、性交後1~3日、0~72時間以内に服用した場合、妊娠率は1.34%、妊娠阻止率は84%となっており、80%以上の確率で妊娠の阻止に成功するというデータがあります。
72時間以内の服用が勧められているのは、受精から着床するまでの時間と深く関わっています。
72時間を超えて服用した場合は、80%以上とはいかないものの、60%まで下がってしまうといわれています。
何もしないよりはそれなりの避妊効果が期待できるとされています。
72時間以上経ってしまった場合でも、あきらめずないようにしましょう。

アフターピル服用後に不正出血したら妊娠回避

アフターピルを服用後は、早ければ3日後ぐらいに不正出血が起こります。
この不正出血は、消退出血といい、アフターピルによってホルモン調整をして、子宮内膜をはがしたことによる出血です。
着床防止ができた、妊娠を回避したこを示しています。
生理の際にも剥がれた子宮内膜の出血なのですが、自然なものなのか、ピルによって起こっているものなのかを区別するために消退出血と呼ばれています。
ただ、この出血も生理と同じ原理で起こっているので、妊娠していないサインと考えてよいのです。

また、この消退出血は、1週間以内に起こる人が多いのですが、3日~3週間と個人差があります。
そして出血の量は排卵日によっても左右され、生理が終わったばかりだと消退出血がないという場合があります。
3週間経過しても出血が見られない場合、妊娠検査薬や病院で妊娠検査をすることがおすすめです。

ただ、アフターピルの服用後、排卵出血や着床出血といった不正出血が起こる場合があります。
排卵出血とは、生理後2週間程度で排卵が起こったとき、それに伴ってわずかな出血が起きることです。
アフターピルの服用と排卵日が重なると、排卵出血なのか消退出血なのか区別ができません。
しかし、普段から排卵出血のない人は、消退出血と考えてよいでしょう。
また、着床出血は受精卵が子宮に着床したことによる出血です。
生理予定日の3~5日前に起こることが多く、こちらもアフターピルの服用時期と重なった場合、区別が難しくなります。
アフターピルの服用後、出血が3日以内と早すぎる場合は、別の不正出血であることが考えられます。
不安を感じる出血があった場合は、すぐに病院を受診することがおすすめです。

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