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ピル以外の避妊方法について

女性主導の避妊方法としてはピルが非常に有名ですが、ピルの他にも女性主導でできる避妊方法があります。
それはIUSと銅付加IUDという子宮内に器具を入れる避妊方法です。

IUSとはIntrauterineContraceptiveSystemの略語で黄体ホルモンを子宮の中に持続的に放出する子宮内システムのことをいいます。
IUSは、低用量経口避妊薬の高い避妊機能と子宮内避妊用具の長期にわたる避妊機能の2つの機能を併せ持っていることが特徴です。
IUSは、子宮内に留置するタイプの避妊具ですが、IUSが子宮内に装着されると、付加された薬剤(黄体ホルモン)が子宮の中で少しずつ放出されるようになります。
IUSから放出されるこの黄体ホルモンは、子宮内膜の増殖を抑える働きがあります。
そのため子宮内膜は薄い状態となります。
このメカニズムによって、IUSを装着すると生理の量が少なくなるという特徴があります。

IUSに必要な費用は、特定の場合を除けば保険がきかないため費用が高くなる傾向があります。
使う避妊リングの種類や医療機関によって必要になる費用も異なります。
おおよそ3万円から7万円の費用がかかることが一般的です。
またIUSを取り外すときや交換するときにも別途処置費用が必要となります。

一方、銅付加IUDは子宮内に銅イオンを放出するプラスチック製の小さな器具を入れることで、精子が卵子と遭遇して受精することを防ぐとともに、受精卵の着床を防ぐ避妊方法です。
IUDは、Intrauterinedeviceの略で避妊の目的で子宮内に装着する小さな器具のことを意味しています。
そこから銅イオンを放出するため、銅付加と言われています。
銅付加IUDは一度装着すると2~5年間避妊することが可能です。
IUDは子宮の中の環境を変えることによって受精卵が子宮内膜に着床するのを妨げることによって妊娠を防ぎます。
さらに、銅付加IUDの場合、付加されている銅イオンが精子の運動性を抑え、また、精子と卵子の受精を妨げる働きがあり、特に高い避妊機能を発揮します。

銅付加IUDに必要な費用はおよそ3万円~5万円程度となっています。
保険適用ではないことから、高額になる傾向があります。

子宮内に器具を入れての避妊方法は定期健診が必要

避妊方法としてIUSや銅付加IUDのような子宮内に器具を入れるタイプの避妊具は定期的な検診が必要です。
定期健診を行うためには産婦人科に通う必要があります。
挿入する時期としては、生理終了頃、少なくとも排卵前に挿入することになります。
また、IUSや銅付加IUDを装着後の数日間は次のような症状が現れる可能性があるため、症状がひどい場合や長く続く場合には産婦人科を受診するようにすることが大切です。
また、異常な痛みや出血があった場合には直ちに掛かり付けの医師か信頼できる産婦人科を受診すること重要です。

子宮内に器具を入れる避妊方法は一度挿入すると長期間にわたり避妊努力をする必要がなくなるというメリットがありますが定期健診が非常に重要になります。
長期間使用できるため、ピルのように毎日服用する必要はありませんが正常な機能を維持するためには定期健診が必要となるため注意が必要です。
定期健診の場合でも産婦人科で健診のための費用がかかります。

IUSや銅付加IUDの使用を開始した後、3ヵ月以内(もし医師の指示がある場合には1ヵ月後)、1年後に必ず健診を受けるようにすることが大切です。
IUSや銅付加IUDのような子宮内に器具を入れる避妊方法は、正常な機能を維持するために正しい位置に装着されていることが大切です。
まれに、子宮内の器具が気づかないうちに脱着してしまうことがあり、その場合、IUSや銅付加IUDが正常に機能しなくなっていまいます。
器具が子宮内の正しい位置に装着されていない場合や、出血や疼痛など位置のズレや脱着を疑う症状がみられた場合には、装着してもらった産婦人科を速やかに受診するようにする必要があります。