出産後のピルの活用方法

出産後、次の子供をすぐに作りたいという人でもそうでないという人でも、排卵が起こるまでにある程度の期間が必要になります。
平均ではこの出産後に排卵が起こるまでの期間が6ヶ月から12ヶ月ほどとされていますが、中には産後1か月で排卵が起こることもあるので、一概にこの期間とは言い切れません。

出産後は基本的に排卵を抑制する成分が体から分泌されていて、その成分分泌が終われば排卵が再開されることになります。
授乳中の女性であればこの排卵を抑制する成分が分泌されやすくなっているため、その分排卵が再開されるまで期間が開くこともあります。
とはいえ、授乳していれば妊娠しないと断定できるものでもありませんし、出産後は他の期間に比べて体が妊娠しやすい状態になっています。
子宮内が出産によってきれいになった状態、そこで排卵が行われていれば妊娠への過程もよりスムーズに進むというわけです。

妊娠を望まない場合には何かしらの避妊策を打っていく必要があります。
基本的に授乳中はピルの服用は禁止されているためこの期間中はコンドームを使用する必要があります。
授乳中でなければ産後21日からピルの服用は認められていますが、しばらくはコンドームと併用することがお勧めです。

赤ちゃんは母乳で育てるのが免疫力をアップさせるためにもいいとされています。
その為、ピルを服用したいからといって母乳育児をやめるという選択はあまりお勧めできません。
少なくとも赤ちゃんの身体がある程度成長する6ヶ月から1歳ほどまではピルの服用を諦め、他の避妊方法を選択するといいでしょう。

赤ちゃんへの影響を最小限に抑えるためお勧めとなってくるのが、先にも挙げたコンドームを用いる避妊です。
ピルを服用しながらの授乳だと、薬の成分が母乳を介して赤ちゃんに影響を与えてしまう可能性があります。
その影響が懸念されるからこそ、妊娠中や授乳中はピルの服用が厳禁となっているわけです。
避妊を徹底したいという気持ちはわかりますが、出産後のピル服用には注意が必要です。

ピルを服用することで母乳が出にくくなる

授乳中にピルの服用が勧められないのは先にも挙げたように、薬の成分が母乳を介して赤ちゃんにまで影響してしまう恐れがあるからです。
ただ、理由はそれだけではなく、ピルの成分自体が母乳の出を悪くしてしまう恐れがあります。
母乳が出にくいなればそれだけ赤ちゃんの成長の妨げとなっていきます。
元々の体質として母乳が出にくいという人はいますが、そういった人の場合には乳腺をマッサージしたり母乳外来に通って対処していくことになります。
世の中には母乳が出にくくなることで悩みを抱えている人もいるというのに、ピルの服用によって自らその状況を作っていくとなればただ損をするだけです。

こうした事態を防ぐためにもピルの服用は授乳が完全に終わってからがいいとされます。
ピルの服用について、産後の場合にはある程度体の準備が整ってから服用を始めるのがベストです。
特に出産後は授乳の関係でピルの服用自体が禁止されるケースも出てきます。
それ以外のケースであれば、出産後不安定になりやすい女性ホルモンのバランスをピルによって安定させることができるため、メリットとなる点は増えていきます。
この他、生理周期を安定させることでストレスを軽減し、育児により専念できるようにもなっていきます。

出産後はホルモンバラスの乱れからストレスがたまりがちになりますが、そんな時にピルを服用するようにすれば避妊目的だけでな精神面での安定を図ることも可能になります。
まずは担当医に出産後にピルを服用したいという旨を話していくことから始めていきましょう。
医師は体調や赤ちゃんへの影響を考慮しつつ、最善のタイミングでの指示を出してくれます。
変に素人が自己判断して服用を始めないこと、これが大切になってきます。